刮目(読み)カツモク

デジタル大辞泉 「刮目」の意味・読み・例文・類語

かつ‐もく〔クワツ‐〕【×刮目】

[名](スル)《「刮」は、こする意》目をこすって、よく見ること。注意して見ること。刮眼。「刮目に値する」「刮目して待つ」
[類語]注目注視目配り凝視熟視注視目撃着目着眼直視正視見る眺める見遣みや見詰める見入る見据えるにらむ目に留まる目を留める目を配る目を注ぐ目を凝らす目を付ける目を向ける目を呉れる視線を注ぐ目を遣る目にするまじまじじっとじろじろじろりきょろりぎょろりきょときょときょろきょろぎょろぎょろしげしげつくづくはたはった明視がん熟覧細見嘱目瞠若どうじゃく瞠目どうもくめつすがめつの目たかの目のみ取りまなこ視一視目する見張る見澄ます虎視虎視眈眈たんたん目を据える瞳を凝らす瞳を据える目を奪われる目を輝かす目を光らす目を転ずる目が行く目を皿にする

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精選版 日本国語大辞典 「刮目」の意味・読み・例文・類語

かつ‐もくクヮツ‥【刮目】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「刮」は、こするの意 ) 目をこすってよく見ること。注意して見ること。刮眼(かつがん)
    1. [初出の実例]「中秋の月〈略〉尻海といふところに舟を泛(うかべ)しに天気不快、尚閏月は如何と刮目(クヮツモク)すると書中に云ひ来り」(出典随筆・茶山翁筆のすさび(1836)一)
    2. [その他の文献]〔呉志‐呂蒙伝裴注〕

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普及版 字通 「刮目」の読み・字形・画数・意味

【刮目】かつ(くわつ)もく

目を見張ってみる。〔三国志、呉、呂伝、注に引く江表伝〕曰く、士別るること三日ならば、に刮目して相ひ待たんと。

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