削花(読み)けずりばな

精選版 日本国語大辞典 「削花」の意味・読み・例文・類語

けずり‐ばな けづり‥【削花】

〘名〙
① 円木(まるき)の先を薄く、細長く削りかけて花びらの開いたようにしたもの。多く、一二月の御仏名(おぶつみょう)に用いられた。
古今(905‐914)物名・四四五・詞書二条の后、〈略〉めどにけづりばなさせりけるをよませたまひける」
② =けずりかけ(削掛)①〔書言字考節用集(1717)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android