デジタル大辞泉
「前景」の意味・読み・例文・類語
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ぜん‐けい【前景】
〘名〙
① 前方に見えるけしき。
② 絵や写真などで、人物など
主体となるものの前にある
小景。中景・遠景に対していう。また、手前の方に置く舞台装置。⇔
後景・
背景。
※
江戸から
東京へ(1924)〈
矢田挿雲〉
一一「
広重がこの橋を画くのに正木稲荷の風景を以てせず、大きな亀を前景
(ゼンケイ)において
万年の意を現はした謎々の
趣向が」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
前景
ぜんけい
foreground
絵画用語。絵画において奥行のある空間表現を意図する場合,前景,中景,後景の3つの奥行の段階を基本として構図が決定される。前景は最も画家に近い手前の部分であり,通例画面では最も強調して表わされる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報