動転(読み)ドウテン

デジタル大辞泉 「動転」の意味・読み・例文・類語

どう‐てん【動転/動×顛】

[名](スル)
非常に驚いて平静を失うこと。驚きあわてること。「突然の悲報に―する」
移り変わること。
近く慈尊出世を待ち、遠く三世に―なしとかや」〈盛衰記二八
[類語]驚くびっくりするどきっとするぎくっとするぎょっとするたまげる仰天する喫驚きっきょうする驚愕きょうがくする驚倒する一驚する驚嘆する瞠目どうもくする恐れ入るあきれる唖然あぜんとする愕然がくぜんとする呆気あっけにとられる目を疑う目を丸くする目を見張る息をのむきもをつぶす腰を抜かす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「動転」の意味・読み・例文・類語

どう‐てん【動転・動顛】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 動転 ) うつりかわること。移動・転変すること。
    1. [初出の実例]「境界風不動転、心海湛然无波浪」(出典:中臣祓訓解(12C後))
  3. びっくりして度を失うこと。非常に驚きあわてること。仰天。
    1. [初出の実例]「心隙なく謡(うたひ)を用意し持ちたる、かくてこそどうてん有まじけれとて、褒美せられし也」(出典:申楽談儀(1430)音曲心根)
    2. 「母子は動顛して殆ど人心地を失ひぬ」(出典:金色夜叉(1897‐98)〈尾崎紅葉〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「動転」の読み・字形・画数・意味

【動転】どうてん

さわぐ。

字通「動」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

オアシス

イギリスのロック・バンド、オアシスのデビューアルバム。1994年発表。全英アルバムチャート1位を記録。「リヴ・フォーエヴァー」「シガレッツ・アンド・アルコール」などを収録。原題《Definitely ...

オアシスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android