千思万考(読み)センシバンコウ

デジタル大辞泉 「千思万考」の意味・読み・例文・類語

せんし‐ばんこう〔‐バンカウ〕【千思万考】

[名](スル)あれこれと思いをめぐらすこと。また、その思いや考え。千思万慮
「危難眼前に迫り、―すれども」〈織田訳・花柳春話
[類語]考慮勘案考察考え勘定顧慮熟慮熟考考量商量思量省察思慮長考深慮千慮再考叡慮一考愚考

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精選版 日本国語大辞典 「千思万考」の意味・読み・例文・類語

せんし‐ばんこう ‥バンカウ【千思万考】

〘名〙 いろいろに思い考えること。あれこれと思いをめぐらすこと。また、その思いや考え。千思万慮。
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一「危難眼前に迫り千思万考すれども猶ほ足ざらんとす」

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四字熟語を知る辞典 「千思万考」の解説

千思万考

いろいろに思い考えること。あれこれと思いをめぐらすこと。

[活用] ―する。

[使用例] 沈吟して嘆息して、千思万考、審念熟慮して屈托して見たが[二葉亭四迷浮雲|1887~89]

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