参加社債(読み)さんかしゃさい(英語表記)participating bond

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「参加社債」の意味・わかりやすい解説

参加社債
さんかしゃさい
participating bond

社債一種で,一定利子の支払いのほかに,会社に利益余裕が生じたときには,その利益が分配されて,利子と配当両種の支払いを受ける社債をいい,利益分配付社債ともいう。社債には確定利子を支払うのが本来の形であるが,このように社債に対して確定利子だけでなく,配当をも支払うことになると,社債と株式との区別が明確でなくなってくる。このことを株式と社債の接近という。アメリカで信用度の低い会社によって利用されている。また第1次世界大戦後のドイツでしばしばみられた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android