デジタル大辞泉
「反照」の意味・読み・例文・類語
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はん‐しょう ‥セウ【反照】
〘名〙
① 照り返すこと。また、照り返す光。反射。
※本朝文粋(1060頃)四・貞信公天皇元服後辞摂政表〈
大江朝綱〉「陛下降
二上天之反照
一、憐
二下愚之不
一レ移」
※遠西観象図説(1823)上「太陰は平円なるが如しと雖ども、其実は球円なるが故に、能く日光を受けて普くこれを反照す」 〔論衡‐訂鬼〕
② 夕日の光が反射しながら照りかがやくこと。夕映え。
夕日影。
※菅家後集(903頃)東山小雪「雪白初冬晩、山青反照前」
※ふらんす物語(1909)〈永井荷風〉雲「夏らしい烈しい夕陽がマドレヱンの
寺院の後に沈んで並び連なる人家の
片側が、反照の焔に燃立つ」 〔白居易‐窓中列遠岫詩〕
③ ある物事の影響が、具体的な形となって他に現われること。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「反照」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報