口を濁す(読み)くちをにごす

精選版 日本国語大辞典 「口を濁す」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 を 濁(にご)

言葉をあいまいにしてごまかす。話をぼやかして、わからないようにする。
田山花袋(1956)〈平野謙〉一「口をにごして兄の失職真因を衝かなかった」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「口を濁す」の意味・読み・例文・類語

くちにご・す

はっきりと言わず、あいまいにする。言葉を濁す。「肝心なところは―・してしまう」→言葉を濁す補説
[類語]むっつり黙る黙りこくる沈黙押し黙る黙する黙り込む無言黙黙だんまり箝口かんこう緘黙かんもく無口寡黙寡言黙秘うんともすんともノーコメント口を閉ざす口を閉じる口を結ぶ口をつぐむ口を塞ぐ口を封じる口が重いおくびにも出さないむすっと黙過もっか完全黙秘口重くちおも口重い黙止暗黙言い渋る言い兼ねる言い淀む口ごもる言わず語らず口が堅い言葉を呑む言を左右にする言葉を濁す

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