口籠もる(読み)クチゴモル

デジタル大辞泉 「口籠もる」の意味・読み・例文・類語

くち‐ごも・る【口籠もる】

[動ラ五(四)]
言葉や声が口の中にこもってはっきりしない。「―・った声」
返答に窮したり、言いづらい事情があったりして、言うのをためらう。また、途中で言うのをやめる。「厳しく追及されて―・る」
[類語](1舌たるい舌もつれ舌もじり小舌たるい口下手訥弁とつとつ舌足らず口重話し下手口不調法/(2言い兼ねる言い渋る言い淀むむっつり黙る黙りこくる沈黙押し黙る黙する黙り込む無言黙黙だんまり箝口かんこう緘黙かんもく無口寡黙寡言黙秘うんともすんともノーコメント口を閉ざす口を閉じる口を結ぶ口をつぐむ口を塞ぐ口を封じる口が重いおくびにも出さないむすっと黙過もっか完全黙秘口重くちおも口重い黙止暗黙言わず語らず口が堅い言葉を呑む言を左右にする口を濁す言葉を濁す

く‐ごも・る【口籠もる】

[動ラ五(四)]くちごもる。
出鱈目でたらめを―・りがちに言って」〈二葉亭浮雲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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