年弱(読み)トシヨワ

デジタル大辞泉 「年弱」の意味・読み・例文・類語

とし‐よわ【年弱】

[名・形動]
数え年年齢をいう場合、その年の後半の生まれであること。また、そのさまや、その人。⇔年強としづよ
「―なんだから、一年ぐらい遅れてもいいと」〈山本有三・波〉
年下であること。また、そのさま。年少。「年弱な(の)子」
[類語]幼少幼弱幼時幼年若齢若年弱小弱冠年少年若としわかヤング若い幼いいとけなうら若い若若しい若やか若やぐ若気ういういしいみずみずしい青臭い溌剌子供らしい青い乳臭い未熟幼稚稚気童心子供っぽい幼心おさなごころ子供心くちばしが黄色い頑是ない子供じみる大人気ない年下弱年弱齢妙齢若盛り血気盛り少壮盛年壮年壮齢男盛り女盛り娘盛り色盛り働き盛り芳紀年頃

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「年弱」の意味・読み・例文・類語

とし‐よわ【年弱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 数え年で年齢をいう場合、一年のうちの後半(秋~冬)に生まれたこと。同年の者の中で、あとに生まれたこと。また、その者。〔運歩色葉(1548)〕
    1. [初出の実例]「本当の年でもまだ五十だ。夫も年よわだから四十九も同前だ」(出典:滑稽本・人間万事虚誕計‐後(1833))
  3. ( 形動 ) 年下であること。年若であること。また、そのさま、その者。年若。
    1. [初出の実例]「年よわな七百歳と慈童いひ」(出典:雑俳・柳多留‐六(1771))

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普及版 字通 「年弱」の読み・字形・画数・意味

【年弱】ねんじやく

年少。

字通「年」の項目を見る

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