嗅ぎ当てる(読み)カギアテル

デジタル大辞泉 「嗅ぎ当てる」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐あ・てる【嗅ぎ当てる】

[動タ下一][文]かぎあ・つ[タ下二]
物のにおいをかいで、そのありかや中身を当てる。「警察犬毒物を―・てる」
探り当てる。「犯人住居を―・てる」「犯罪の匂いを―・てる」
[類語]かぎ出すかぎつける嗅ぐ耳聡い耳が早い早耳地獄耳目聡い目が早い先見の明予覚炯眼けいがん飛耳長目敏感鋭敏明敏さと犀利さいり気が利く嗅ぎ取る嗅ぎ分ける虫の知らせ虫が知らせる機敏俊敏賢い鋭い賢しい過敏利口利発聡明怜悧れいり慧敏穎悟えいご英明賢明シャープ第六感予感直感ひらめき察知インスピレーションぴんとぴんと来る鼻が利く感じ取る気が付く

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精選版 日本国語大辞典 「嗅ぎ当てる」の意味・読み・例文・類語

かぎ‐あ・てる【嗅当】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]かぎあ・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙
  2. 物を嗅いで、その所在正体をあてる。
  3. 探りあてる。推察して的中させる。かぎつける。
    1. [初出の実例]「伯母の家作り、常々の話に大方かぎあてて」(出典:浄瑠璃・長町女腹切(1712頃)下)

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