地主の神(読み)ジシュノカミ

デジタル大辞泉 「地主の神」の意味・読み・例文・類語

じしゅ‐の‐かみ〔ヂシユ‐〕【地主の神】

地主じしゅ2

じぬし‐の‐かみ〔ヂぬし‐〕【地主の神】

じぬしがみ

とこぬし‐の‐かみ【地主の神】

その土地を支配する神。じぬしのかみ。じしゅのかみ。

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精選版 日本国語大辞典 「地主の神」の意味・読み・例文・類語

じしゅ【地主】 の 神(かみ・しん)

その土地の主(ぬし)となって守護する神。土地の守護神。特に、寺の建立以前からその土地にあった神で、その寺院を守護する神をさす。比叡山(ひえいざん)日吉(ひえ)神社高野山天野神社などが有名。じしゅ。
今昔(1120頃か)一二「此の山の地主の神、我と深き契り有り」

とこぬし【地主】 の 神(かみ)

その土地を主宰する神。地主神(じぬしのかみ)。とこぬし。
古史伝(1825)一六「地主神は、登許奴志能(トコヌシノ)神と訓べし」

じぬし【地主】 の 神(かみ)

その土地の守護神。とこぬしのかみ。じぬし。→じしゅの神

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地主の神」の意味・わかりやすい解説

地主の神
とこぬしのかみ

じぬしの神,じしゅの神,地神地主様ともいう。土地を主宰する神。神社や寺院で祀られている場合は,寺社創建以前に鎮座した神のことをいい,地主大明神,地主権現などと呼ばれる。

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