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「地熱発電」の意味・読み・例文・類語
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地熱発電【ちねつはつでん】
地下の高温の天然蒸気のエネルギーを利用して蒸気タービンを運転する発電方式。不純物を除いた天然蒸気で直接タービンを回す直接式と,熱交換器を介し水蒸気を作る間接式とがある。主として高温蒸気の豊富に得られやすい火山地帯で開発され,イタリア,ニュージーランド等で実用化されており,日本では出力各5万kWの八丁原(はっちょうばる)(大分県),葛根田(かっこんだ)(岩手県),森(北海道)などの発電所が作られている。
→関連項目クリーンエネルギー|発電
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地熱発電
ちねつはつでん
geothermal electric power
地下から得られる地熱流体を利用して発電すること。地下の蒸気,熱水のたまり場所を探査,発見し,それを掘ってパイプを挿入し,地表に蒸気や熱水を導き出し,タービンを回して電気を起す。天然蒸気でそのままタービンを回す方式と,天然蒸気を起源として蒸気を発生させ,タービンに送る方式とがある。世界的に有名なのはイタリアのラルデレロ発電所で,日本でも,1966年に日本重化学工業が岩手県松川で2万 kW,九州電力が 67年に阿蘇の大岳で 1.1万 kW,80年前後に八丁原で 5.5万 kW,東北電力が岩手県の葛根田で5万 kWの発電所を建設している。
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知恵蔵
「地熱発電」の解説
地熱発電
地下数千mのマグマだまりに届く井戸を掘削して蒸気や熱水を汲み上げ、熱源とし、蒸気タービンを回転させる発電方法が地熱発電。蒸気に熱水が混合する場合は熱水利用発電という。日本では53万kWの規模が開発されており、2010年に150万kW規模の実現が目標。パイプ内壁に付着する溶存物質の処理が問題。高温岩体発電は、地表から注入した水が地中の高温岩体に触れて得られる蒸気を利用する発電法。発電後、蒸気は水に戻し再利用する。
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