デジタル大辞泉
「塩味」の意味・読み・例文・類語
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えん‐み【塩味】
〘名〙
①
食物を料理する時の塩のきかせかげん。塩加減。また、塩のまじりぐあい。しおあじ。〔書言字考節用集(1717)〕
② 物事の味わい。おもしろみ。
※紹三問答(1579)「さゆると寒きとを
同事といはば、哥道の塩味は少もなき事也」
③ 事情を考慮して、物事をほどよく処理すること。手加減。
斟酌(しんしゃく)。
※伊達家文書‐(天正一七年(1589)
二月)一八日・最上義光書状「能々御塩味を以可
レ承候」
しお‐み しほ‥【塩味】
〘名〙
① 塩のはいった味。しおあじ。
※おあんさま(1965)〈
大原富枝〉「あの
菜飯の舌に馴れ寄る鄙びたやわらかい塩味
(シオミ)のほのかな味いを」
しお‐あじ しほあぢ【塩味】
〘名〙 塩でつけた味。
※助左衛門四代記(1963)〈
有吉佐和子〉三「一口糗粉を口に入れて、その塩味の底に麦一品にしては奇妙に複雑な味を」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報