天満別院(読み)てんまべついん

日本歴史地名大系 「天満別院」の解説

天満別院
てんまべついん

[現在地名]北区東天満一丁目

大阪天満おおさかてんまん宮の東に位置する。真宗大谷派、本尊阿弥陀如来。江戸時代は仏照ぶつしよう寺と号した。慶長六年(一六〇一)本願寺初代教如の開創で(東本願寺重要日記抜)、当時上難波かみなんば村の大谷本願寺(現東区の難波別院)にいた教如が、同七年徳川家康より京都烏丸に寺地を与えられて東本願寺を建立したのに伴い、本願寺の旧地である天満の当坊を坊主衆・門徒衆とともに整え、同一三年現在地に移った。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android