デジタル大辞泉 「女性」の意味・読み・例文・類語
じょ‐せい〔ヂヨ‐〕【女性】
2 インド‐ヨーロッパ語系の文法で、名詞・代名詞・形容詞などの性の区別の一。男性・中性に対する。→性3
[用法]女性・婦人――「女性(婦人)の地位の向上」「女性(婦人)解放運動」など相通じて用いられる場合もある。◇「女性」は江戸時代までは「にょしょう」と読んだ。「じょせい」となったのは明治以降で、欧州語系の文法用語の、男性・中性・女性としてまず使われるようになったといわれる。◇「婦人」は古くからの語で、成人した女性、また人妻の意であった。多く文章語として用いられたが、明治以降は男と同等の社会的存在としての女を意味する語として使われるようになった。◇「女性」「婦人」の複合語は多く慣用によるものであり、互いに言い換えることのむずかしいものが多い。「女性的」「女性ホルモン」「婦人科(病)」など。◇現在では「婦人」という語も女性差別を表す語であるとして、「女性」に言い換える傾向がある。
[類語]女・女子・婦人・婦女・婦女子・ウーマン・あま・おなご・女史・雌