妻の命(読み)つまのみこと

精選版 日本国語大辞典 「妻の命」の意味・読み・例文・類語

つま【妻】 の 命(みこと)

(「みこと」は尊んでいう語)
① 夫または恋人である男性を尊んでいう語。
万葉(8C後)二・一九四「玉藻なす か寄りかく寄り なびかひし 嬬乃命(つまノみこと)の たたなづく 柔膚(にきはだ)すらを 剣大刀(つるぎたち) 身に副へ寝ねば」
② 妻または恋人である女性を尊んでいう語。
古事記(712)上・歌謡若草の 都麻能美許登(ツマノミコト) 事の 語言も 是をば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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