寸分(読み)スンブン

デジタル大辞泉 「寸分」の意味・読み・例文・類語

すん‐ぶん【寸分】

《「一寸」と「一分」の長さの意。「すんぷん」とも》(多く下に打消しの語を伴って副詞的に用いる)ごくわずかの分量または程度少し。わずか。「寸分の狂いもない」「寸分たがわぬ正確さ」
[類語]一寸何等なんら全然全く一向さっぱりまるきりまるで少しもからきしちっとも皆目一切まるっきりとんといささかも毫も微塵も毛頭更更何もなんにも何一つ一つとして到底とても全くもってどだいてんで寸毫毫末夢にも

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精選版 日本国語大辞典 「寸分」の意味・読み・例文・類語

すん‐ぶん【寸分】

〘名〙 (「すんぷん」とも)
① 一寸(約三センチメートル)と一分(約〇・三センチメートル)の長さ。転じて、ごく短いこと。
万葉(8C後)一七・三九六五・題詞「独臥帷幄之裏、聊作寸分之歌、軽奉机下玉頤
② (多く、下に打消をあらわすことばを伴って副詞的に用いる) 少し。ちょっと。ほんのわずか。
※殿暦‐康和三年(1101)正月二七日「常候御前、寸分無立去
名語記(1275)六「寸分のいとまもなきよし歟」

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普及版 字通 「寸分」の読み・字形・画数・意味

【寸分】すんぶん

ほんの少し。

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