小憎(読み)こにくらしい

精選版 日本国語大辞典 「小憎」の意味・読み・例文・類語

こ‐にくらし・い【小憎】

〘形口〙 こにくらし 〘形シク〙 (「こ」は接頭語) =こにくい(小憎)
社会百面相(1902)〈内田魯庵破調苦味走った小憎(コニク)らしい白痘痕(しろいも)の男」

こ‐にく・い【小憎】

〘形口〙 こにく・し 〘形ク〙 (「こ」は接頭語) 妙にしゃくにさわってにくらしい。こづらにくい。こにくらしい。
※咄本・戯言養気集(1615‐24頃)上「人のひめをく道具などを見ては、ねをつけて、こにくきやうすなれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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