デジタル大辞泉 「巫」の意味・読み・例文・類語
かん‐なぎ【×巫/×覡】
[類語]霊媒・占い師・易者・八卦見・手相見・陰陽師・
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
覡とも書く。神祭りに仕え、あるいは託宣を受け、また神と人とのなかをとりもつ人をいう。「かんなぎ」の語義は、「神和(なぎ)の義也(なり)。神慮をなごむる意也」(『和訓栞(わくんのしおり)』)という。また、女を巫(ふ)といい、男を覡(げき)という(『伊呂波(いろは)字類抄』)。わが国では古くから女の巫が多く神祭りに仕えた。平安時代の『延喜式(えんぎしき)』巻9によると、「神祇(じんぎ)官の西院に坐(ま)す御巫(みかんなぎ)等の祭る神二十三座」と記されており、それらは御巫、座摩(いがすり)の巫、御門(みかど)の巫、生嶋(いくしま)の巫などが祭るとある。一方、男の覡は少なかったようである。
[沼部春友]
(2015-1-8)
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…ほかに〈沙門〉を意味するサンスクリットの〈シュラマナśramana〉やパーリ語の〈サマナsamana〉からの借用語であるとか,ペルシア語の〈シェメンshemen〉(偶像,祠)からの転化語であるとする説もある。中国では〈巫(ふ)〉(女性)および〈覡(げき)〉(男性)の語を用いる。
[特質]
シャーマンが他の呪術・宗教的職能者と異なる点は,超自然的存在とのかかわり方における〈直接性〉にある。…
…
【古代(西周および春秋戦国時代――前11~前3世紀末)】
中国文学の源流は二つある。一つは史官の文学,他は巫(ふ)の文学である。文字(漢字)が作り出されたのはごく古く,前20世紀以前だと思われる。…
※「巫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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