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能楽小鼓方幸流16世宗家。旧姓は神谷。前名は五郎,悟朗。東京生れ。1902年望まれて小鼓方幸流三須(みす)平司の養嗣子となり,養父と養祖父三須錦吾に師事。09年宗家の芸事を継承,30年入籍。33年東京音楽学校教務嘱託。天賦の才に恵まれ,音色の美しさと間拍子の確かさは比類なく,明治・大正・昭和の3代を通して大鼓の川崎九淵とならび囃子方の最高峰として尊崇を集めた。48年東京囃子科協議会会長,55年重要無形文化財保持者各個指定(人間国宝)に認定,65年芸術院会員。著書に《小鼓入門》《小鼓とともに》ほかがある。なお,長男の幸正影(まさかげ)(本名三須錦吾,1924-95)が17世宗家を継承した。
→幸流
執筆者:羽田 昶
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能楽師。幸(こう)流小鼓(こつづみ)方。宗家16世。東京生まれ。1902年(明治35)旧豊後(ぶんご)(大分県)中川藩抱え小鼓方三須錦吾(みすきんご)の長男平司の養子となる。前名五郎、悟朗。04年初舞台。09年幸流を再興。30年(昭和5)宗家へ入籍。55年重要無形文化財保持者に認定。65年日本芸術院会員。天賦の才能に恵まれて音色の美しさは比類なく、晩年は技術を超越した高い芸境を示し、希代の名人と称された。著書『小鼓とともに』(1968)がある。
[小林 責]
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