弄る(読み)イジル

デジタル大辞泉 「弄る」の意味・読み・例文・類語

いじ・る〔いぢる〕【弄る】

[動ラ五(四)]
指先や手で触ったりなでたりする。「ネクタイを―・る」
物事少し変えたり、動かしたりする。「編成を―・る」
趣味として楽しむために、あれこれと手を加えたり、操作したりする。仕事などを趣味のように扱っていう場合もある。「盆栽を―・る」「会社では、毎日パソコンを―・っています」
おもしろ半分に、いじめたり、からかったりする。「先輩が新入社員を―・って楽しむ」
「何にても芸をせよ、と―・る」〈浮・一代男・四〉
[補説]自分のことをいう場合には、軽い自嘲や謙遜の気持ちを、相手のことでは、小ばかにした気持ちを含むことがある。
[可能]いじれる
[類語]まさぐるひねくるもてあそぶいじくる

ま‐さぐ・る【弄る】

[動ラ五(四)]手先であちこち探す。指先でいじる。もてあそぶ。「バッグの中を―・る」「数珠じゅずを―・る」
[類語]いじるひねくるもてあそぶいじくる探る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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