影略互見(読み)ようりゃくごけん

精選版 日本国語大辞典 「影略互見」の意味・読み・例文・類語

ようりゃく‐ごけん ヤウリャク‥【影略互見】

〘名〙
※中華若木詩抄(1520頃)下「第四の句、影略して見るべき也。影略とは、詩を見るときに云いつけたることば也。字面には、秋月が夜雨の時にかかりたるとあるを、又をしかへして、夜雨の時に秋月もあるべきと見る処を影略と云也。詩の抄なんどに影略互見すると云へる、此心ぞ」
※応永本論語抄(1420)学而第一「君には〈略〉吾身不惜、命を可致。但親の難あらん時に、身を致さず君の為に力を尽まじきに非ず。影略互見(ヤウリャクコけん)して可見也」

えいりゃく‐ごけん【影略互見】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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