影略(読み)ようりゃく

精選版 日本国語大辞典 「影略」の意味・読み・例文・類語

よう‐りゃく ヤウ‥【影略】

〘名〙
漢詩文を鑑賞するときに使う語。ある表現をとった語句を、その順序を逆にして味わってみること。えいりゃく。影略互見
※土井本周易抄(1477)四「言有物有恒ぞ。行有恒有物ぞ。影略してみたがよいぞ」
② 書かれた部分によって、暗示される語句を省略すること。えいりゃく。影略互見。
史記抄(1477)一九「奉生送死之具也とは、〈略〉生れてから死るまで受用する物なりと云心を、其間をば影略したぞ」

えい‐りゃく【影略】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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