御跡(読み)みあと

精選版 日本国語大辞典 「御跡」の意味・読み・例文・類語

み‐あと【御跡】

〘名〙 (「み」は接頭語)
貴人の足あと。
仏足石歌(753頃)「美阿跡(ミアト)作る石の響きは天(あめ)に到り地(つち)さへ揺すれ父母がために諸人のために」
聖人・貴人、または尊敬すべき男などが訪れた所や行なった仕事行為形跡
万葉(8C後)一〇・一九六六「風に散る花橘を袖に受けて君が御跡(みあと)としのひつるかも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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