戒臈(読み)かいろう

精選版 日本国語大辞典 「戒臈」の意味・読み・例文・類語

かい‐ろう‥ラフ【戒臈・戒臘】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 僧侶としての得度(とくど)後の年次。仏教修行年数法臈(ほうろう)
    1. [初出の実例]「寂照は戒臈の浅ければ」(出典:今昔物語集(1120頃か)一九)
    2. 「僧の位は戒臈(カイラウ)前後によりて、次第する也」(出典評判記色道大鏡(1678)一)
  3. 転じて、芸道などの修行の年数。
    1. [初出の実例]「二曲三体の功入て、戒臘(カイラウ)を経(へ)て、其面影々々を今する也」(出典:申楽談儀(1430)序)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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