戸蒔村(読み)とまきむら

日本歴史地名大系 「戸蒔村」の解説

戸蒔村
とまきむら

[現在地名]大曲市戸蒔・福見ふくみ町・戸巻とまき町・丸子まるこ町、須和すわ町二丁目・同三丁目・若葉わかば町・住吉すみよし町の各一部

南は東川ひがしかわ村、東は橋本はしもと村(現仙北せんぼく郡仙北町)、西は大曲村、北は戸地谷とちや(現仙北町)に接する。

現横手市金沢かねざわの八幡神社に残る正和元年(一三一二)の大般若経奥書に「十巻住沙弥尼明心」とみえる。中世戸蒔荘右衛門が居住したと伝えられる。菅江真澄の「月の出羽路」には「古柵あり、いにしへ、いかなる館主ひとの栖居といふ事を知らず」とある。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に戸蒔村二〇〇石とある。宝永二年(一七〇五)の戸蒔村物成諸役相定条々(大曲町史資料)によれば、高は本田二三八石五斗七升五合、新田一二六石六斗七升三合、合計三六五石二斗五升(当高三二三石九升)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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