抜糸(読み)バツイト

デジタル大辞泉 「抜糸」の意味・読み・例文・類語

ばつ‐いと【抜糸】

抜糸ばっし」を、同音の「抜歯」と区別するためにいう語。

ばっ‐し【抜糸】

[名](スル)手術した切り口が癒着したあと、そこを縫い合わせていた糸を抜き取ること。

ぬき‐いと【抜(き)糸】

縫い物をほどくとき抜き取った糸。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「抜糸」の意味・読み・例文・類語

ばっ‐し【抜糸】

〘名〙 手術をした切り口がなおってふさがった時、縫合に用いた糸を抜き取ること。
※美しい星(1962)〈三島由紀夫〉一〇「抜糸もすみ重一郎が小康を得た一日

ぬき‐いと【抜糸】

〘名〙 衣服を解いて抜き取った縫糸
※雑俳・柳籠裏(1783‐86)五月二八日「ぬき糸を出して蜻蛉を母しばり」

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