挽割(読み)ひきわり

精選版 日本国語大辞典 「挽割」の意味・読み・例文・類語

ひき‐わり【挽割】

〘名〙 鋸(のこぎり)で挽いて二つにすること。また、そのように挽いた木材など。屠殺された牛を左右に切り開くこともいう。
千曲川スケッチ(1912)〈島崎藤村〉九「私は赤い牝牛が『引割(ヒキワリ)』といふ方法に掛けられるのを見た」

ひき‐わ・る【挽割】

〘他ラ五(四)〙 鋸(のこぎり)で挽いて割る。
※古活字本毛詩抄(17C前)八「はをがと云て木を引わる物ぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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