掛かった(読み)カカッタ

デジタル大辞泉 「掛かった」の意味・読み・例文・類語

かかっ‐た【掛かった】

[連体](あとに打消しの語を伴って用いる)話になるような。口に出して言えるような。
「ほんにほんに―こんちゃあねえ」〈滑・浮世床・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掛かった」の意味・読み・例文・類語

かかっ‐た【掛た】

  1. 〘 連体詞 〙 ( 動詞「かかる(掛)」の連用形「かかり」の音便形助動詞「た」が付いてできたもの ) かかりあうべき。関係するだけの価値のある。下に必ず打消の語を伴い、全体として「話にならない」「言語道断だ」の意となる。
    1. [初出の実例]「何としたといへば、かかった事でござらぬ」(出典:浮世草子・好色旅日記(1687)一)

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