デジタル大辞泉 「撞着」の意味・読み・例文・類語 どう‐ちゃく【×撞着】 [名](スル)1 つきあたること。ぶつかること。「忌諱すべき事に―することも」〈鴎外・渋江抽斎〉2 つじつまが合わないこと。矛盾。「話の前後が撞着する」「自家撞着」[類語](2)食い違い・ずれ・行き違い・ジレンマ・矛盾・自家撞着・齟齬そご・牴牾ていご・二律背反・背反・背理・不整合・不一致・扞格かんかく・対立・相克・相あい反する・食い違う・ミスマッチ・相容れない 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「撞着」の意味・読み・例文・類語 どう‐ちゃく【撞着】 〘 名詞 〙① つきあたること。二つのことが互いにぶつかること。[初出の実例]「無心之物と無心之物と撞着する心也」(出典:無刊記刊本碧巖抄(1620‐40頃)五)「秀麿は一歩一歩非常な困難に撞着(ダウチャク)して」(出典:かのやうに(1912)〈森鴎外〉)[その他の文献]〔禅林類聚‐看経門〕② 前と後とでくいちがって、つじつまが合わないこと。矛盾。[初出の実例]「地と詞とほとほと撞着する勢ありて句調もおのづから穏やかならじ」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例