撫で回す(読み)ナデマワス

デジタル大辞泉 「撫で回す」の意味・読み・例文・類語

なで‐まわ・す〔‐まはす〕【×撫で回す】

[動サ五(四)]手のひらであちらこちらをなでる。「顔を―・す」
[類語]なでるさするこする擦る撫で下ろす撫で上げる逆撫で愛撫撫ぜるする撫で付ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「撫で回す」の意味・読み・例文・類語

なで‐まわ・す‥まはす【撫回】

  1. 〘 他動詞 サ行五(四) 〙
  2. 手のひらでぐるぐる撫でる。あちらこちらと撫でる。あちらこちらを触ったりいじったりする。
    1. [初出の実例]「その身をあそこここをなでまはして」(出典:仮名草子・伊曾保物語(1639頃)下)
  3. ( 比喩的に ) 同じ物事について、あれこれと考えたり思いをめぐらしたりする。
    1. [初出の実例]「つまらぬことも、撫で廻してゐると面白い」(出典:五年(1936)〈尾崎一雄〉三)

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