擬き(読み)モドキ

デジタル大辞泉 「擬き」の意味・読み・例文・類語

もどき【擬き/抵牾/牴牾】

《動詞「もど(擬)く」の連用形から》
日本芸能で、主役にからんだり、前に演じたものをこっけいにまねたりすること。また、その役・演目里神楽ひょっとこの「」に対する「三番叟さんばそう」など。
もどくこと。
「たをやかならぬさまなり、といふ―はあれど」〈栄花初花
名詞の下に付いて、それに匹敵するほどのもの、また、それに似て非なるものであるなどの意を表す。「梅―」「がん―」「芝居―のせりふ」
[類語]似非えせ偽物にせもの贋物偽物ぎぶつまがい物まがいまやかし似る似寄る似つく似通う通う相通ずる類するまが類似する相似する近似する酷似する肖似しょうじするあやかる似寄り瓜二つ生き写し丸写しそっくり疑似空似紛らわしいカーボンコピー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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