新鮮(読み)しんせん

精選版 日本国語大辞典 「新鮮」の意味・読み・例文・類語

しん‐せん【新鮮】

〘名〙 (形動)
① 魚、肉、野菜などが、新しさを保って、また、草木が新しい芽を出して生き生きとしていること。また、そのさま。
※古文真宝彦龍抄(1490頃)「山では蕨やつくつくしなどを取、釣水則新鮮の魚を食也」 〔李咸用‐謝僧寄茶詩〕
② よごれがなくて気持がよいこと。また、そのさま。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一二「度々清浄なる水を与へて空気を新鮮になすを要す」
物事に、今までと違った新しさが感じられるさま。
一年有半(1901)〈中江兆民〉附録「然り是れ理論としては陳腐なるも、実行としては新鮮なり」

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デジタル大辞泉 「新鮮」の意味・読み・例文・類語

しん‐せん【新鮮】

[名・形動]
魚・肉・野菜などが、新しくて生き生きとしていること。また、そのさま。「新鮮なくだもの」
汚れがなく、澄みきっていること。また、そのさま。「山の新鮮な空気を吸う」
物事に今までにない新しさが感じられるさま。「新鮮感覚の絵」
[派生]しんせんさ[名]しんせんみ[名]
[類語](1生新生鮮鮮度新しい瑞瑞しいぴちぴちフレッシュ取れ立て/(3生き生き生生なまなましい真新しい初初ういういしい溌剌はつらつホット最新トレンディー新た目新しい斬新最先端真っさら出来立てほやほや新味新風新品生き活気新進新進気鋭新鋭新星

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普及版 字通 「新鮮」の読み・字形・画数・意味

【新鮮】しんせん

ま新しい。

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