春宵一刻価千金(読み)しゅんしょういっこくあたいせんきん

精選版 日本国語大辞典 「春宵一刻価千金」の意味・読み・例文・類語

しゅんしょう【春宵】 一刻(いっこく)価千金(あたいせんきん)

(蘇軾の「春夜詩」にある「春宵一刻直千金、花有清香月有陰」から) 花は盛りで月はおぼろ、しかも気候の快い春の夜は、そのひとときが千金にあたいするように思われるということ。
※光悦本謡曲・田村(1428頃)「春宵一刻あたひ千金、花に清香、月にかげ。げに千金にも代へじとは、今この時かや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ことわざを知る辞典 「春宵一刻価千金」の解説

春宵一刻価千金

おぼろ月夜に花が咲き乱れ、気候も温暖な春の宵は、そのひとときが千金にも値するほどすばらしい。春の夜の美しさ、心地よさをいう。

[解説] 蘇軾の詩「春夜」の一節

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android