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…ヨーロッパにおける中世から近世にかけての教育を特徴づけるものの一つが,弁証術や修辞学など,広義のことばの教育の重視であったとすれば,それと対比しうる日本の教育の特徴は,〈書く〉ことによる教育,すなわち書道あるいは習字教育の重視であった。書道は元来,中国において古典や詩歌などの作品を毛筆により芸術的に表現する手法として発展したものであるが,漢字の移入とともに日本にもその文化がとり入れられ,大和・奈良の時代から,貴族,僧侶さらには武士などのもっとも基本的な教養形成の方法として多面的に発展した。…
…日本における書道の異称。唐の張懐瓘撰《書断》に〈王羲之,晋帝時,祭北郊更祝版。…
…《管洛墓碑》《張朗碑》などがその例で,これらは後世に盛行する墓誌銘の先駆となった。 東晋時代には,王羲之・王献之父子をはじめ,書の名家が数多く現れ,ここに書道史の黄金時代が出現するにいたった。王羲之は,〈骨骾(こつこう)〉すなわち骨っぽい直言の人として当時たたえられたが,その反面豊かな感性の持主でもあり,漢・魏以来の書の伝統をふまえて,古今無類の雍容典雅な美しさを発揮した。…
※「書道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...
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