精選版 日本国語大辞典 「最下」の意味・読み・例文・類語 さい‐か【最下】 〘名〙 いちばん下にあること。また、いちばん劣っていること。さいげ。※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉三「最下(サイカ)の音より、最上の音に至て」※小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上「賤められて最下(サイカ)に其位置を占るものは」 さい‐げ【最下】 〘名〙 (「げ」は「下」の呉音) =さいか(最下)※今昔(1120頃か)一九「寂照は戒臈の浅ければ㝡下に着たるに、寂照が巡に成て」※浄業和讚(995‐1335)中「よろこばしきかな極悪の 最下(サイゲ)凡夫のためにとて」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報