中山道(なかせんどう)のうち、信濃(しなの)馬籠(まごめ)より贄川(にえかわ)までの11か宿を結ぶ街道。江戸幕府の道中方の見解は前記のとおりであるが、正確には京よりみて美濃(みの)落合宿の1里先の美濃・信濃国境より信濃贄川宿の2里先の桜沢橋までの街道をさし、この間に木曽十一か宿があった。これは古代の東山道(とうさんどう)の一部として、702年(大宝2)美濃岐蘇(きそ)の山道が開かれ、11年後の713年(和銅6)美濃・信濃2国間の吉蘇(きそ)路(岐岨(きそ)路とも書く)が竣工(しゅんこう)したのを始源とするが、その道筋や駅は移動、再興を繰り返し、江戸時代の木曽十一か宿のコースとかならずしも一致してはいない。木曽路は山の中を走り、断崖(だんがい)絶壁を通るため人馬の往来も少なかったが、のちには東海道に次ぐ殷賑(いんしん)の街道となった。なお、木曽街道とは、中山道の別称でもある。現在でも史跡、名勝に富み、妻籠(つまご)宿(長野県南木曽(なぎそ)町)は重要伝統的建造物群保存地区に選定されている。
[丸山雍成]
外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...
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