本源寺(読み)ほんげんじ

日本歴史地名大系 「本源寺」の解説

本源寺
ほんげんじ

[現在地名]津山市小田中

臨済宗妙心寺派、東海山と号し、本尊釈迦如来。西今にしいま町から本源寺口を北に入った小田中おだなかにある。「津山誌」は西今町分とし、すべての城下町絵図にも城下分として描かれる。境内は東西四〇間・南北八五間。寺の前身神戸じんご村にあった南北朝期の安国あんこく寺と伝える。慶長九年(一六〇四)津山藩主森忠政によって小田中村に移され、海晏を中興の祖とした。同一二年、忠政の室をかや町の北に葬ったため、現在地に再度移して竜雲りゆううん寺と改称し、寺領二〇〇石を寄せた(津山誌)。「武家聞伝記」元和元年(一六一五)条に寺名がみえ、寛永一三年(一六三六)七月一五日に境内で踊があったことを記す。

本源寺
ほんげんじ

[現在地名]夕張市本町

夕張山と号し、真宗大谷派。本尊阿弥陀如来。明治二三年(一八九〇)夕張炭鉱の開鉱の年に富山県出身の西部智玄により夕張での布教が始まり、同二五年大谷派説教所が建設された。翌年、智玄は長沼ながぬま(現長沼町)転出、同二七年義弟の西部能丸が引継いで布教を続け、翌二八年市街地一区に本堂建立

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「本源寺」の解説

本源寺〔岡山県〕

岡山県津山市にある臨済宗妙心寺派の寺院。1607年建立の津山藩主、森家の菩提寺。本堂、庫裏などが国の重要文化財に指定されている。

本源寺〔鹿児島県〕

鹿児島県西之表市、種子島北部にある寺院。本門法華宗山号吉祥山。1469年、第11代島主の種子島時氏が建立。

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