杉田川(読み)すぎたがわ

日本歴史地名大系 「杉田川」の解説

杉田川
すぎたがわ

安達太良山と和尚おしよう山の鞍部、大玉おおたま村地内に源を発し、約一八キロほど東流して二本松市杉田で阿武隈川に合流する一級河川。上流部には遠藤えんどうヶ滝(不動滝ともいう、大玉村)があり、滝から上流は吾妻修験道岳山だけやま駆のコースと考えられる。毎年春の例祭には講中が団体で参拝に来る。支流原瀬はらせ川の最上流部に近い所から二合田にごうだ用水が引かれている。二合田用水は二本松城や同城下町への用水源として慶安二年(一六四九)から明暦三年(一六五七)頃までに開かれたもので、現在でも二本松市や安達町の一部水田の灌漑用水に利用されている(二本松藩史・二本松市史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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