案じる(読み)アンジル

デジタル大辞泉 「案じる」の意味・読み・例文・類語

あん・じる【案じる】

[動ザ上一]「あん(案)ずる」(サ変)の上一段化。「身の上を―・じる」
[類語]憂える恐れる心配嘆く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「案じる」の意味・読み・例文・類語

あん・じる【案】

  1. 〘 他動詞 ザ上一 〙 ( サ変の「案ずる」が上一段活用に転じた語。近世以降に見られる )
  2. あんずる(案)
    1. [初出の実例]「切字をいるる事を案じられし傍にありて」(出典:俳諧・三冊子(1702)白双紙)
  3. あんずる(案)
    1. [初出の実例]「身のおとろふる程いやましに案じらるるは子の身の上」(出典:浄瑠璃・心中宵庚申(1722)中)

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