デジタル大辞泉 「梟」の意味・読み・例文・類語
ふくろう〔ふくろふ〕【×梟】
2 フクロウ目フクロウ科の鳥のうち、頭に耳のような飾り羽をもつミミズクを除くものの総称。フクロウ・シロフクロウ・アオバズクなど。大部分は夜行性。
[補説]作品名別項。→梟
[類語]
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
狂言の曲名。山伏狂言。『梟(ふくろ)山伏』ともいう。兄は、弟の太郎のようすがおかしいので、日ごろ尊敬している山伏(シテ)に祈祷(きとう)を依頼する。山伏がもったいぶりながら祈祷を始めると、太郎は「ホホン」と奇妙な声をあげる。事情を聞くと、太郎は山で梟の巣を下ろしたという。山伏は、梟が憑(つ)いたものと判断し、印(いん)を結んでふたたび祈るが、兄にも伝染して同じ声をあげ始める。山伏の祈祷はいっこうに効験が現れず、ついには山伏自身にまで梟が移って「ホホン」と叫びだしてしまう。効力のない山伏の祈祷に対する風刺もうかがえるが、憑き物を表現するしぐさのおもしろさが、この曲のねらいである。
[林 和利]
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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