檜綱(読み)ヒノキヅナ

デジタル大辞泉 「檜綱」の意味・読み・例文・類語

ひのき‐づな【×檜綱】

檜皮ひわだり合わせてつくった綱。近世和船碇綱いかりづなに使った。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「檜綱」の意味・読み・例文・類語

ひのき‐づな【檜綱】

〘名〙 和船の碇綱一種。檜を薄くさいたもので綯(な)った綱。苧綱(おづな)麻綱(いちびづな)とともに近世廻船の主要碇綱とされたが、苧綱のように強くないため平時碇泊に用いる。紀州・伊豆地方で作られるものが多い。すぐりづな。ひづな。〔和漢船用集(1766)〕

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