歓喜(読み)カンキ

デジタル大辞泉 「歓喜」の意味・読み・例文・類語

かん‐き〔クワン‐〕【歓喜】

[名](スル)
非常に喜ぶこと。また、心からの喜び。「歓喜して躍り上がる」
かんぎ(歓喜)
[類語]狂喜驚喜欣喜雀躍有頂天随喜喜び満悦愉悦喜悦祝い祝賀喜色歓心大悦恐悦法悦愉楽悦楽愉快大喜び糠喜び空喜び得意好い気・絶頂感・優越感意気揚揚鬼の首を取ったよう

かん‐ぎ〔クワン‐〕【歓喜】

仏語仏法を聞いて満足し、喜びを感じること。浄土教では、浄土往生決定を喜ぶことをいう。

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精選版 日本国語大辞典 「歓喜」の意味・読み・例文・類語

かん‐きクヮン‥【歓喜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「かんぎ」 ) 非常によろこぶこと。また、非常なよろこび。
    1. [初出の実例]「明書歓喜」(出典:勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章)
    2. 「憍曇彌、此を聞て大歓喜(くゎんぎ)して」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐秦策下・昭襄王〕

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普及版 字通 「歓喜」の読み・字形・画数・意味

【歓喜】かん(くわん)き

よろこぶ。〔戦国策中山〕長の事(戦)、秦軍大いに尅(か)ち、趙軍大いに破る。秦人喜し、趙人畏懼す。

字通「歓」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「歓喜」の意味・わかりやすい解説

歓喜
かんぎ
pramuditā

仏教用語。「喜び」の意。特に浄土教では,信心が定まって浄土往生の決定を喜ぶ意味に用いられる。また密教では,性的な恍惚境地に宗教的な意味を付与して歓喜ということがある。

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