水鶏(読み)クイナ

デジタル大辞泉 「水鶏」の意味・読み・例文・類語

くいな〔くひな〕【水鶏/秧鶏】

クイナ科の鳥。全長29センチくらいで尾は短い背面茶褐色で黒い縦斑があり、顔から胸は青ねずみ色。冬に湿地水田でみられる。冬くいな。
ツル目クイナ科の鳥の総称。スズメ大から小形の鶏大のものまで約130種が世界中に分布。日本ではクイナ・ヒクイナなど11種が知られる。詩歌にとりあげられ、鳴く声を「たたく」といわれるのは夏鳥のヒクイナのこと。 夏》「―鳴くと人のいへばやさや泊り/芭蕉

すい‐けい【水鶏】

クイナのこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「水鶏」の読み・字形・画数・意味

【水鶏】すいけい

かじか。

字通「水」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「水鶏」の解説

水鶏 (クイナ)

学名Rallus aquaticus
動物。クイナ科の鳥

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の水鶏の言及

【食用ガエル(食用蛙)】より

…ショクヨウガエルの別名をもつアメリカ合衆国原産のウシガエルRana catesbeiana(イラスト)をはじめ,カエルは世界各地で食用に供されている。例えば,ヨーロッパトノサマガエルRana esculentaの英名edible frogは食用ガエルを意味し,南アジア産トラフガエルRana tigrinaはもも肉の味から水鶏(ツイコイ)と呼ばれる。アマゾン川流域ではアベコベガエルPseudis paradoxaの全長25cmに達するオタマジャクシまでが,市場で売られている。…

※「水鶏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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