永平寺町(読み)えいへいじちよう

日本歴史地名大系 「永平寺町」の解説

永平寺町
えいへいじちよう

面積:五〇・一九平方キロ

吉田郡の中央部、東は勝山市・上志比かみしひ村、西は松岡まつおか町、北は坂井郡丸岡まるおか町、南は足羽あすわ美山みやま町に接する。北部は標高一〇五二・八メートルの浄法寺じようほうじ山などの加越かえつ山地が、南部は標高八〇七・四メートルの大仏寺だいぶつじ山などの越前中央山地が迫り、その間を九頭竜くずりゆう川が西流する。越前中央山地中に源を発する永平寺川が町の西部を北流、二川の合流する辺りから九頭竜川は福井平野に出る。永平寺川に沿って国道三六四号が走る。

永平寺町
えいへいじちよう

2006年2月13日:吉田郡松岡町・永平寺町・上志比町が合併
【松岡町】福井県:吉田郡
【永平寺町】福井県:吉田郡
【上志比村】福井県:吉田郡

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「永平寺町」の意味・わかりやすい解説

永平寺〔町〕
えいへいじ

福井県北部,九頭竜川中流域を占める町。 1954年志比谷村,下志比村,浄法寺村の3村が合体し志比村が成立。 1962年名称を永平寺町と変更して町制。 2006年松岡町,上志比村と合体。南部の永平寺川上流に曹洞宗大本山永平寺があり,町名はこれにちなむ。年間 100万をこえる参拝客が訪れる古刹で,東部には同じく道元禅師によって開かれた吉峰寺がある。九頭竜川と永平寺川の合流点である中心地区の東古市をはじめ,明治以来機業が盛ん。東部ではニンニクを産する。九頭竜川に福井平野へ十郷用水を流す鳴鹿大堰がある。古墳が多く,手繰ヶ城山古墳などは松岡古墳群として国の史跡に指定。九頭竜川流域一帯はアラレガコの生息地で,国の天然記念物に指定。福井医科大学福井県立大学がある。えちぜん鉄道勝山永平寺線と国道 416号線が川沿いに,国道 364号線が南北に通る。面積 94.43km2。人口 1万8965(2020)。

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