法華・法花(読み)ほっけ

精選版 日本国語大辞典 「法華・法花」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐け【法華・法花】

[1] 〘名〙
① 「ほっけしゅう(法華宗)①」の略。
類聚国史‐一四七・撰書・延暦二二年(803)三月己未「被入唐留学、学唯識、法華両宗
② 「ほっけしゅう(法華宗)②」の略。
※土井本周易抄(1477)一「法華は法華浄土は浄土」
菅家文草(900頃)四・法花寺白牡丹「嫌凡草、好法華
④ 香木の名。分類伽羅(きゃら)香味は甘苦。六十一種名香の一つ。
※志野宗信筆記(香道秘伝所収)(1501か)「法花(ホッケ)は九州法花寺より大内殿の尋御出香なり」
霊異記(810‐824)上「法花の威神観音験力

ほ‐け【法華・法花】

※教長集(1178‐80頃)「年つもりほけにこころはかたぶけつ我思ふことうるはしみせよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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