法蔵(2)(読み)ほうぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「法蔵(2)」の解説

法蔵(2) ほうぞう

905-969 平安時代中期の僧。
延喜(えんぎ)5年生まれ。法相(ほっそう)宗。寛救(かんく),延敒(えんじょう),定助(じょうじょ)に唯識(ゆいしき),三論,密教をまなぶ。天徳4年維摩会(ゆいまえ)の講師(こうじ)となり,応和3年宮中清涼殿での法華会(ほっけえ)で延暦(えんりやく)寺の良源と論争(応和宗論)した。康保(こうほう)2年東大寺別当。安和(あんな)2年1/2月3日死去。65歳。山城(京都府)出身。俗姓藤原。著作に「金剛般若経秘賾(ひさく)」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android