漢女(読み)アヤメ

デジタル大辞泉 「漢女」の意味・読み・例文・類語

あや‐め【漢女】

古代大陸からの渡来人うち機織り裁縫などに従事した女性

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精選版 日本国語大辞典 「漢女」の意味・読み・例文・類語

あや‐め【漢女・文女】

  1. 〘 名詞 〙 綾錦を織り、縫う技術をもった渡来人系の女性。
    1. [初出の実例]「大宮の 西の小路に 安也(アヤ)子産(む)だり、さ漢女(やめ)子産だり たらりや りんたなり」(出典:催馬楽(7C後‐8C)大宮)
    2. 「住吉(すみのえ)の波豆麻(はづま)の君が馬乗衣(うまのりころも)さひづらふ漢女(あやめ)をすゑて縫へる衣ぞ」(出典:万葉集(8C後)七・一二七三)

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