デジタル大辞泉
「無根」の意味・読み・例文・類語
む‐こん【無根】
よりどころのないこと。根も葉もないこと。「無根の風説」「事実無根」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
む‐こん【無根】
〘名〙
① 男根・女根を備えてないこと。男女どちらの
性器ももっていないこと。また、その者。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)六「もし
懐妊のものありて、いまたその男女無根
(ムコン)(〈注〉コンナキ)、およひ非人をわきまへさらん、かをかきてことことくよくしらむ」
② (形動) よりどころのないこと。事実とする
根拠をもたないさま。根も葉もないこと。根無しごと。「
事実無根」 〔
日葡辞書(1603‐04)〕
※
随筆・孔雀楼筆記(1768)二「声をかけて
所望と云ば立止り、或は無根の
戯語(きご)をいふ」 〔
管子‐戒〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報